本日、入間東部地区消防組合議会議員視察研修が開催されました。
視察地は、鴻巣の埼玉県消防学校、深谷市の深谷市消防本部です。
埼玉県消防本部は、消防職員また消防団員の教育訓練を行うために埼玉県が設置しました。
私も、消防団員の時に幹部研修に参加し、貴重な体験をさせていただきました。
「自分たちの地域は、自分たちの手で守る」という消防精神はもとより、幹部として必要な管理監督能力など学ばせていただきました。
今日も、県内36消防本部から入校している初任消防職員の訓練が行われていました。
意識の高い節度と規律ある訓練にふれ、私達の地域の生命、身体、財産を守ってくれるのは、この人たちだと安心と感謝の念を強くしました。


その後、同じ校内にある防災学習センターを訪れました。
消火体験、暴風雨体験、煙体験、地震体験など楽しみながら、防災に対する知識・技術・行動力を身につけることができます。
センター長も是非、地域の防災組織や学校等で利用してほしいと言ってました。

続いて、深谷市消防本部。
平成17年度に竣工したばかりの庁舎で下記の特徴があります。
1.災害に強い庁舎
免震構造、ヘリポート、非常用発動発電機が備えてあり、大地震の際にも対策本部が設置できるようになっています。
2.自然に優しい庁舎
太陽光、深夜電力の利用、また雨水をトイレの排水にも利用し水資源の有効利用にも努めていました。
3.消防緊急通信指令システム
電話入電と同時に位置情報を即座に95%はヒットできるシステムで、GPS付きの携帯電話にも対応していて、速やかな出動と現地到着が可能になっています。
また、プロジェクトチームを職員の中で作り、様々なところで職員の声が反映されていることにも感銘を受けました。

建物の免震構造 建物と地面が離れている
入間東部地区消防組合も、消防本部の建て替えが行われる予定です。
当本部も、予算の問題もあるでしょうが、大地震を想定して深谷市消防本部のような施設ができることを望みます。