新年度がスタートしました。
かつて松原泰道先生の講演会に参加させていただいたことがあります。
松原泰道先生は、臨済宗の住職で「南無の会」の会長をされていました。
誰にでもわかりやすく仏教を説き、101歳の長寿を全うされた方です。
講演会の際に揮毫をお願いしたら、「進一歩」というお言葉をいただきました。
「百尺竿頭に一歩を進む」という仏道の言葉です。
百尺竿頭とは長い竿の先のことですが、それは、きびしい修行を経て到達できる悟りの境地です。
修行のすえに悟りを開いたとしても、修行の道に終わりはないから「さらに一歩を進めよ」ということです。
新年度も「進一歩」の気持ちで歩んで行きたいと思います。