「四季」の作曲で有名なアントニオ・ヴィヴァルデイ
作曲した協奏曲は全部で443
そのうち220がヴァイオリン協奏曲
25曲が2つのヴァイオリンのための協奏曲
自身がヴァイオリンの名手であったから当然かもしれない。
ところが、ヴィヴァルデイがどんな楽器を協奏曲に使ったかを調べてみると
驚くほど独奏楽器の種類との組み合わせが多彩のようです。
ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ・ダモーレの他に、マンドリン、リュート
管楽器ではピッコロ、模型フルート、ブロックフレーテ、オーボエ、クラリネット、
ホルン、ファゴット、トランペット・・・。
実は、ヴィヴァルデイがフルートやクラリネットを協奏曲の独奏楽器に用いた
歴史上の最初の人だったそうです。
25歳から死の直前まで、40年の間ヴェネツイアのピエタ慈善院に勤務し
音楽を教えていました。
生徒はみな女子で、孤児や養育能力のない親の子、一般の家庭の子。
このレコードを聴いていると
彼女たちが、慈善院で天使のように歌い、演奏する光景が目に浮かんできます。