
西東京市で韓国における生ごみ資源化の状況について講演会が開催されました。
講師は、地方自治総合研究所の鄭特別研究員。
日本では、生ごみは90%以上を燃やし、
世界の2/3の約1400箇所の焼却炉を保有しています。
生ごみは、90%が水なので、焼却炉で水を燃やしているというのが実態。
韓国では、その生ごみを90%以上資源化、
ソウルでは100%に近いとのこと。
関心があって講演会に行って来ました。
韓国では、ごみは燃やさず埋め立てていました。
埋め立て地がなくなり、環境問題への住民運動も高まったことにより、
国は埋め立て禁止法を立法化。
焼却炉建設より、生ごみの資源化のための施設建設の方が、
20年、50年先の将来を考えるとコスト的にも経済的だという判断も背景にあります。
そして、分別収集をきちっと進めなければ厳しい罰金等も法制化されています。
ただ、資源化された飼料・堆肥の利用状況と方法に若干課題があるようでした。
日本でもごみ政策に関しては参考になることがあります。
本論とははずれますが、韓国の軍部独裁から民主化への運動と
市民団体のエネルギッシュな活動について
認識を新たにすることができました。