
いよいよサツマイモの苗植が始まります。
今日は、朝からハウス内で苗採り。
さすがにハウスのサイドは開けてあっても、
日差しが強く、弱い体の我が身にはこたえました・・・。
坐りながらの仕事ですが、狭くて結構疲れます。
夕刻、久々に歯医者に。
つめてあったのが連休中にとれてしまいました。

兼ねてから気になっていたレンピッカ展が、9日までとなり、
思い切って歯医者治療後、渋谷まで行って来ました。
レンピッカは、1898年にワルシャワで生まれ、
1980年、ちょうど30年前に亡くなっています。
金属的な光沢を放つ、鮮やかな色彩の存在感のある女性像・・・。
純粋な古典主義も残しながら、
時代を先取りしたようなモダンな鮮やかさに驚嘆するしかない。

しかし、官能的な女性像もいいが、
個人的には、世界恐慌が原因で、肖像画の注文も途絶え、
本人も鬱病に苦しめられていた時期に描かれた
自らの救いのメッセージを託したという「修道院長」1935年
(絵はがき上段右)
・・・ここに描かれた修道院長の涙は、レンピッカ自身のものと言える・・・
ヨーロッパの大戦が引き起こした不幸をテーマにした「逃亡」1940年頃
(上段左)
などに心惹かれます。
左下「初めて聖体をを拝領する少女」1928年
右下「ヴェールを被ったタマラ」1938年頃
一人の女性の人生と作品に触れ、
生きる勇気と、なぜか安らぎを得ることができました。